3年目の3.11における覚悟

東日本大震災と原発事故から3年が経ちました。
3年が一つの節目、区切りになるかのように思いますが、現状は決してそうではありません。
現に、未だ、故郷に帰ることが許されない地域が存在し、避難を余儀なくされている方が大勢います。
進む区域の再編が真に住民の意思を反映してのことかどうかは分かりません。
しかし、本来切り離して考えるべきはずの区域の再編=東電賠償の打ち切りに連動している事実は否めません。
原発事故により、復旧・復興がままならない地域が存在し、復旧・復興が遅々として進まないことも事実です。
そして、原発事故によって地域のコミュニティーが破壊され、賠償の格差が要らぬ住民間・家族間の軋轢を生んでいます。
原発事故によって被害を被った以上、原状回復がなされることが基本です。
原状回復の代替として、金銭賠償がなされなければなりません。
復旧・復興にあたり、生活再建のための十分な賠償がなされることが必要です。
私は、南相馬市に根ざした法律家として、被災者の皆様の生活再建が図れる十分な賠償を求めていくための活動を継続していく所存です。
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