『私的整理ガイドライン』利用のすすめ

【宣伝】
津波で自宅が流され住宅ローンが残ってしまった場合の解決のため、是非、『私的整理ガイドライン』を利用を考えましょう。
確かにまだ利用しやすいとは言えませんが、義援金や生活再建支援金等とは別に、生活再建のため、500万円を上限に財産を残すことができます。
その他の財産は基本的に財産の内容によって支払い等にあてられますが、相当年数の経過した車や掛け捨ての保険などはそのまま残すことができます。
この制度は被災者の負担なく無料で利用できます。
銀行からローンが引き落としされたままになってどうしようと悩んでいらっしゃっている方には必見です。
ローンで苦しむ必要はありません。一人で悩む必要もありません。解決策はあるはずです。
全てが思いのままうまくいくわけではありませんが、進まなければ何も始まりません。
一緒に悩みましょう。
勇気を出して電話していただくのが解決への一歩!
相談からでも是非!(当事務所でも私的整理ガイドライン運営委員会(TEL0120-380-883)でも構いません)

【個人的な意見】
被災者にとってみれば不十分な制度であることに違いありません。
それは被災者と接していれば被災者自らが発してくれます。
なんで500万円しか持っていられないのか、
何でこんなに書類を集めないといけないのか、
なぜ住宅ローンだけを対象にできないのかなどなどいつも訴えかけられます。
仙台会が中心となって署名運動をしたとして、残念ながら作られた制度は今あるものでした。
弁護士として、被災者に現状の制度の情報を発信しつつ、いまあるものをよりよい制度とするための運動をしていかないといけませんね。

カテゴリー: お知らせ, 借金問題