産まれてきてくれた君へ

平成23年6月16日水曜日午前2時48分、君は体重2540グラムで産まれてきた。
前日の午後8時に破水し、南相馬から福島市の病院に駆けつけると、妻は分娩室にいた。
何もできない自分が歯がゆく、立ち会いを希望した。
午前1時から陣痛が始まった。
呼吸を整え、お腹の赤ちゃんに声を掛けながら自分なりに妻を励ました。
妻の最大限のがんばりの末に、君は大きな産声を上げてこの世に産まれてきた。
その初めての産声は耳に焼き付いているし、君が取り上げられたところも目に焼き付いている。
予定日から3週間あまり早く産まれてきた小さな君だが、当日の夕方には保育器から出て、元気いっぱいにミルクを飲み、よく動き、よく眠る。
君の様々な表情を見せる顔には感動を覚えずにはいられない。
君の一挙手一動作に思わず顔をほころばせる。
君は私と妻の希望の星だ。
君が健やかに成長できるような環境を整えることこそ親の役目であるし、大人の役目だ。
君の親として、君とともに親も成長できるよう、君のために妻とともに頑張るよ。
これからもずっと君から希望と感動をもらえるように。

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